前回の面談で病院から私に出された宿題は2つ。
ひとつは介護申請。
そしてもうひとつが、家屋評価のための実家の計測でした。
今回は、その計測で感じたこと、転院からおよそ1ヶ月が経ち、リハビリテーション病院で行われた2回目の面談について。
そして、少しずつ増えてきた”できること”と、この頃の母の様子を記録していきます。
■家屋評価の計測|実家の現実と向き合う
病院から依頼された家屋評価の為の実家の計測。
しぶしぶ、重い腰を上げました。
まずは、トイレやお風呂の高さ、上がり框や廊下の幅や段差、調理台の高さ、屋外の玄関先の幅や段差など物をどかしつつ測りました。
しかし、項目が多く計測した場所とそうでない場所の区別がだんだんつかなくなり、”計測したらその場でその部分の写真を撮る”方式に作戦変更して進めました。
最初の予定では、物であふれる実家を片付けてから計測するつもりでした。
けれども、時間も人手も足りず、母に相談したところで涼しい顔をして何度もスルー。
…薄情かもしれませんが、これまで本人がやってきたことですし、そこまでして私がやる必要はないのでは?と思うようになりました。
そう、”汚部屋状態で恥ずかしい”と思っているのは私だけかもしれない。
本人はきっと何とも思っていないんだろう。
そう思うようにして罪悪感を払拭し、私の体調と都合優先の”できる範囲”でいいと決断しました。
今回の計測資料を基に、環境を再現してリハビリをしていきます。
だからこそ、現実を隠さずに見せてもいいのではないか?
物をどこにでも置き、足の踏み場さえなく、このままの状態では帰れない現実。
自分が改めなければ、自宅で暮らすという希望は叶わないということを私が言うよりも、他人から言ってもらった方が何百倍も効果があると思ったからです。
そうと心に決めてしまえば、何をするにも捗ります。
計測は”正しく”、写真は”ありのままに”をモットーに作業をしました。
撮影と計測を終え、提出する写真をPDF化しプリントアウト。
こうして、全ての書類を整えると面談1週間前になんとか提出完了。
久しぶりに重たい荷物をおろしたような安堵感に満たされました。
■身体状態の評価|2回目の面談での様子
10月下旬(発症より2ヶ月弱)、転院よりおよそ1ヶ月、2回目の面談です。
(クリックで拡大できます)
入院からたったひと月で出来ることが増えました。
基本動作
この欄は4点(完全に可能)満点中ALL4!
立ち上がり、立位保持の項目は1(一部可能)から→4(完全に可能)へ。
ADL
ここは7点(完全自立)満点中ほとんどが6(修正自立)と5(見守り)へ。
更衣は1~2→上下とも6
ベッドやトイレ移乗も6
特に、トイレ動作は1(全介助)→6
たった1ヶ月でここまでできるのかと正直びっくりしました。
交流や言語理解も、環境に慣れてきたのもあるのでしょう。
おおむね6という評価でした。
■脳梗塞リハビリ病院1ヶ月生活面の変化|トイレや車いす自走
ベッドでの起き上がり、移乗もすべて一人で可能。
衣服の着替えも一人でできるようになりました。
もちろんポロシャツなどについているような小さなボタンのものは難しいですが、スナップボタンや大きなボタンはとめられます。
今まで、どんな形状の衣類を用意したらいいかわからず、レンタルに頼っていましたがこれなら自分の衣類を持ち込めそうです。
転院直後は、昼間のみ介助付きでのトイレ使用だったものが、この頃には夜間も許可されました。
そして昼間はコール&介助なしで、行きたいときに自分で行くことができるようになりました。
車いすでの自走もかなり慣れて、病室から同フロアの食堂、リハビリ室、お風呂場などまで自力移動ができるようになっていました。
余談ですが、母の車いすの駐車ブレーキが左側だったので、母が健側の右手で操作できるようラップの芯?のようなもので延長されていました。
そう、工夫ひとつでひとりでも出来ることがたくさんあると勉強になりました。
当初は自分の意志でわずかに指を動かせる程度だった左手は、”つまみ”動作もできるようになりました。話す言葉も、わずかながら以前より聞き取りやすくなったように思います。
■面会とこのころの家族
面会は週1~2回程度。
面会時間は30分。
以前と変わりなく必要なものを補充し話を聞きます。
たまにリハビリ時間に重なると、リハビリの様子を見学させてもらうこともありました。
また、翌月よりアメニティーシステムの変更でメニューや料金が大幅に変わるということ。
それに伴いオムツ(リハビリパンツ)の持ち込みもできなくなるので、現状オムツが不要であるのなら下着に戻したい旨相談しました。
担当医からもOKが出たので、まずは布製の吸水パンツを3枚ほど準備しました。
また、衣類も本人の着替えやすいものを持ち込むために用意しました。
結局、上下各6~7着とパジャマ2着。
サイズもよくわからないままでしたが、Tシャツのような被り物を中心にしました。
そして、裾上げをしたり名前もつけたり。
今思うと、この頃は毎日母のことばかりしていた気がします。
■リハビリ|感謝と期待、そして次の目標
正直、80代後半の母、このままベッドの上で過ごすことになるのでは…そう思わなかったといえば嘘になります。
たった1ヶ月でここまで回復するものなのかと本当に驚きました。
左下肢の筋力も徐々に向上してきているとのこと。
これは、母の努力のたまものなのでしょう。
もちろん、できるようになったといっても、病気の前のようにスイスイという訳にはいきません。
今の母には車いすも必要です。
それでも、座ることもままならず、ベッドの上で動けなかった頃に比べたら着実に日常を取り戻し始めています。
根気よく向き合ってくれるスタッフの方々には感謝の思いでいっぱいです。
立位が保持できるようになった今、次の目標は”歩行”。
年齢的にもハードルは高いけれど、元々よく歩いて筋力のあった母には可能かもしれないと担当医に背中を押され頑張ることになりました。
そして今回は母から私に宿題が…。
車いすの自走で行動範囲の広がった母。
”これが大変なのよ”と言われたのが、麻痺側の靴を履くこと。
そして、車いすに座る時間が増えるとお尻が痛い問題勃発です。
スポッと履ける靴でも麻痺側が難しいとのこと。
そこで、靴ベラとクッションを翌週の介護保険の認定調査の日までに用意することを約束し、この日は帰宅しました。
応援いただけると励みになります♪
↓↓